
木は人間の手で生産が可能な数少ない自然の素材のひとつです。だからこそ私たちは「モノを使う」という生活を続けてくることが出来ました。-森林に人がはいり手入れをする事で成り立つ循環する豊かな環境。それが産業化時代頃からに急激に失われはじめています。
植林した森林は間引きをしながら育てます。間伐と呼ぶこのお手入れができないと、木が痩せ、森林が荒れてしまいます。しかし、最近ではこの間伐をして下さる方が減ってしまいました。このため、間伐材を利用することでお手入れを復活させ、これまでと同じ豊かな森林環境を維持しようという取り組みが始まっています。
私たちも間伐材を利用して、木に御恩返しをしたい。そこで私たちは、信州カラマツで御箸を作りはじめました。できればこの御箸、しばらく使ったら土に還して、新しい物を使ってください。皆で林のお手入れを支える事によって、壊れつつある木と人の共生が蘇る。ー私たちはそう考えてこの御箸の制作に取り組んでいます。