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2018.09.12

県産材利用推進木造セミナーに参加します

明日は長野県森林整備加速化・林業再生協議会の主催による公開講座に参加して
私達の家具についての取り組みをお話させていただきます。

この企画は長野県建築士会が事務局の信州木造塾とタイアップされたもので
主に建築士さん向けの講座ですが、住宅における家具も木材利用をしているということで
設計士の宮坂さんの建築事例の後に、少し事例を紹介させていただきます。

建築の事例としては構造材としての利用を中心としたお話が聞けるそうです。
定員まではもう少し空席があるそうなので、ぜひご参加いただければと思います。


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2018.07.11

ソマミチツアーが atelier m4 で開催されます。

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木をつかう社会の仕組みを作る、が合言葉の一般社団法人ソマミチが開催するソマミチツアー。
今回はatelier m4 inc.を訪ね、カラマツをつかった家具について、知っていただきます。ツアーの前半は工房周辺のカラマツ林、製作工程やカラマツ利用のノウハウを、後半は代表前田大作の「家具実験所兼自宅」へ移動して実際のカラマツ家具をご覧いただきます。

このツアーは、特に設計士さんや工務店さん、カラマツ家具の購入を検討されるユーザーさんのために企画しました。カラマツの木工に取り組んで10年を経たm4が、近年実践しているカラマツの使い方、事例、クライアントの反応などをお話しますので、新しい針葉樹利用の時代への道筋について共に考えていただけたらと思います。

>>>申し込みはこちらから   info@atelier-m4.com


ツアーの切り口は主に4つ。

①わざわざカラマツを利用する意味。
加工しづらいカラマツ材を使う意味とはなんでしょうか。ここ数年、ナラなどの良材が枯渇し家具用国産広葉樹の入手が困難になりました。そのため全国各地で国産針葉樹の家具づくりがトレンドとなり、信州でもカラマツの家具利用について取り組む時期がきています。

②カラマツの欠点の解決方法の現在。
カラマツの利用を経験されたことのある方ほど、ソリやヤニに苦労して「嫌な過去」をお持ちではないでしょうか。現在、高齢カラマツの増加と乾燥技術により状況は改善されています。このツアーでは最新のカラマツ利用例について知っていただきます。

③カラマツを選ぶことから始まる話。
建築空間において、設計や素材と同じように家具や什器の選定にも意味があります。最近ではユーザーの素材への関心も強く、ダイニングテーブルやキッチンなどの家具には素材や背景への想いを象徴的に表現する役割も期待できます。

④カラマツ作られた最新の空間事例。
ダイニング、リビング、キッチン、ベッドなどの家具に始まり、フローリング材、外壁材、構造材に及ぶまで。m4代表前田大作の自邸(設計:田辺雄之 2016年グッドデザイン賞受賞)はカラマツ利用の実験施設。ツアー後半にご案内いたします。


このツアーはm4の前田の他、ソマミチから原薫さん、香山由人さん、宮坂直志さん、山本寛之さんがご案内します。林業者、設計者からみたカラマツ家具。atelier m4とは?ぜひご参加いただければと思います。

>>>申し込みはこちらから   info@atelier-m4.com


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2018.06.28

新しいスツール、信濃毎日新聞さんの懸賞品に。

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これまで制作してきたステンレスフレームのスツールをリニューアルしました。カラマツを柾目にはぎあわせて手鉋で削り込んだ座板をのせて、軽く、安定した構造にしています。気軽にもちはこべる美しい家具は、日々の暮らしをとても気持ちよくしてくれるものです。

このスツールは、信濃毎日新聞社さんが毎年開催している購読者さん向け懸賞企画、「ありがとう大懸賞」の2018年第一弾で景品に採用していただいています。有名旅館の宿泊券や長野県の伝統工芸品「お六櫛」などたくさんの魅力的な懸賞品とご一緒できること、とても嬉しくおもいました。そろそろご当選の方には発送されるころでしょうか。お手元でつかっていただけることがとても楽しみです。

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座板の削り込み作業。カラマツは手鉋で丁寧に加工することで美しく輝き、とくに木口のストライプ模様は独特の雰囲気をかもしだしています。

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職人、山﨑さん。カラマツの加工の経験も豊富になりました。

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ステンレスフレームの部材。手加工での作業が、金属の部品にも温かさを宿らせるような気がします。


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stool md401
w450 d320 h360
shinsyu-karamatsu,stainlessSteel
¥45,000-(税・送料別)



2018.05.02

design&materials展(2018.5.12-19)

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2018年の工芸の五月、「商店と工芸」に参加して
松本マツダオートショールームにて展覧会をさせていただきます。

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職人による手加工で素材が製品へと変わること。
使い勝手を考えて作られれ、改良を重ねていくこと。
それらが結果として美しい形になっていること。

素材への想い、使い心地への想いが込められたm4の家具には
MAZDAのデザインとの共通点があります。

今回、「MAZDA MEETS SHINSHU」とタイトルして
特に地元の木でつくられたm4の商材や前田の木工、併せて
前田がブランディングに携わる関係企業の製品をショールームにて展示します。

信州の素材に向き合ったデザインを、ぜひ御覧ください。

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□期間:2018年5月12日(土)〜27日(日)
□時間:9:00-19:00
□会場:マツダオートザム松本ルート19 / 松本マツダオートショールーム
□住所:〒399-0014 長野県松本市平田東3-15-3  0263-86-3619

期間中、選木から「地場の資源を活かす」ことだけを考えてつくられた
「南相木Symbol Desk」についてのトークイベントを行います。


マツダフライヤーB5_4校表s.jpgマツダフライヤーB5_4校裏s.jpg


フライヤーダウンロードは下記をクリックしてください(18MB)。
design&materials_B5.pdf



2018.04.09

南相木村の村長室に家具を納品いたしました。

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およそ1年の時間を費やした家具デザインのプロジェクト、無事に納品させていただきました。
振り返れば10年を超える時間、地元の針葉樹での家具作りに取り組んできて
ひとつの節目となる家具作りができたことに大きな喜びを感じました。

南相木村は八ヶ岳山麓に位置する自然豊かな山村です。
標高1,000メートル、土地の8割が山林・原野というこの村では
古くからカラマツが植えられ、これから伐採の適期を迎えます。

2016年末に始まったこのプロジェクトは「村の木で村長の机を作れるか」という
役場の方からの問いかけで始まりました。
八ヶ岳山麓のカラマツを使った経験もあり、大変な名誉と感激しながら
ぜひやらせていただきたいと即答したのを覚えています。


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2017年7月、実際に家具に使うカラマツを選木。
事前に家具用材としてどのようなカラマツを求めるかを
子細にお伝えし、そのようなカラマツがあることが期待できる
候補地を村内に4箇所ピックアップしていただきました。






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役場の方、地元林業者の方、企画に携わるコンサルの方、
製材乾燥を担当していただく林友ハウス工業の竹腰さんなど
総勢20名ほどでリサーチをしました。車で林道を移動しながら
斜面の方向、沢筋との位置関係、風のあたりかたなどをみながら
具体的にそのエリアのカラマツを一本一本見極めていきます。
カラマツ材での家具作りの経験は増えてきているものの、
丸太の木口をみるならまだしも、立木の状態でのカラマツをみても
初めは材となったときの事は想像もできないような状態。




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一見なにも変化のない樹皮にも、教えられると節の名残り、枝の折れた跡、
ヤニの流れなど、材を想像するヒントが隠されています。
この土地で育った林業者の方が慈しむようにカラマツを触るのが
とても印象にのこるひとときでした。



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多くの方の知識、経験、そして予想を持ち寄りながら
それぞれのエリアで数本ずつ、家具用材として使いたいカラマツを選びました。
秋になり、木の中から水分が抜けてから伐採する、その時までに
所有者の方と調整をしていただきながら実際
に伐採する木を決めることになりました。



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11月15日、伐採に向かう車中からは新雪を纏った八ヶ岳山麓をみることができました。
厳しいこの寒さに耐え抜くことがカラマツ材を鍛え、美しい木材にする。
そう感じている私たちにとって、この日の天気は
まさに今を生きているカラマツを、
「使うために。」と植えた人々の想いをまとって伐採するために
勇気を与えてくれるような青空でした。




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夏に青々としていたカラマツも落葉がおわりつつあり
森のなかはまったく違った景色となっています。
いよいよ伐採のタイミングがきて、夏に賑やかにこの林を歩いた時とは違う
静かな緊張の時間に包まれました。




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張り詰めた冷たい空気が、チェンソーによって震えていきます。



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28メートルを超える素晴らしいカラマツ材。




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想像していたよりもずっと整った年輪。



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トラックに積み込み、いよいよカラマツの樹がカラマツ材となる工程がはじまります。


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夏に選んだ木が、概ね地元の方々の予想通りだったことに感動もしました。
きっと予想が「控えめ」だった分だけ、期待以上となった伐採でした。
材が運ばれると、真新しい切り口の切り株がいくつものこっています。
意外かもしれませんが、痛ましいと思う気持ちは小さくなって
むしろこの材を植えた人、育てた人の想いに報いたいという
責任感に耐えるのが、植林された針葉樹を扱う木工の心境です。


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伐採から製材、乾燥へは駆け足で作業を進めます。
納期を見据えると乾燥にかけられる時間は最小限。
反りのでやすいカラマツ材を扱うにあたり
乾燥時間の短さは大きな不安要素になるのです。
製材乾燥は、もう10年以上カラマツ材でお世話になっている
安曇野市の林友ハウス工業さんにお願いします。



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南相木村から安曇野に運ばれたカラマツの丸太を
家具につかうことを前提に製材します。
根元に一番ちかい太い部分は、山で60cmほど伸ばして造材してあるので
製材前に一番太い部分を短く切り落とし、巾広で目の面白い家具材をとります。
樹皮からではわからなかったさまざまな内部の様子が丸太の断面からみてとれます。
この日は選木、伐採にも立ち会ってくださった双葉林業の高見沢さんが
八ヶ岳から駆けつけてくださって製材方法のヒントをくださいました。


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いよいよ製材。目指した方向に鋸をいれるように
細かく台車の調整をしていただきます。



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このカラマツが、どのような材になるか。
天命が人事に変わる、最も緊張する瞬間。


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製材の方針、仕上がりに対する製材寸法。
これまでの経験で自信がある部分に迷いはありません。
そうしてでてきたこの板が、このあと2週間ほど乾燥炉にいれられます。




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養生期間を経て、乾燥がおわったカラマツ材。
赤みを帯びた美しい表情になっています。



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この後、工房での作業を経てできあがった家具は
デスク、チェア、サイドテーブル、ローテーブルの4種類。
今回の取り組みは、南相木村の資産のひとつである
村産カラマツで、どこまで魅力ある家具が作れるかという
使命を帯びていたと思います。そのために、
「村一番」のカラマツを
「村一番」の目利きが選んでくださいました。
その材をつかった家具は、
村のシンボルとなるような家具でなくてはならないと
懸命にもがいて形にしていきました。
材の準備と並行して描き続けたスケッチが
とても懐かしく思い出されます。


ぜひ出来上がった家具も、下記ページよりご覧いただければと思います。
>http://www.atelier-m4.com/gallery/-minamiai.html








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